ビームスジャパン新宿を直撃!限定コラボと伝統工芸の圧倒的熱量
ビームス ジャパン 新宿の重厚な引き戸を引いた瞬間、ふわりと漂うヒノキの香りに意表を突かれた。外は新宿特有の乾いたアスファルトと雑踏のノイズ。だが一歩足を踏み入れれば、そこは別世界だ。アパレル・ファッション小売業の常識を心地よく裏切る空間。提灯が仄暗いフロアを照らし、職人の手仕事とアヴァンギャルドなストリート感覚が、まるで最初から一つの生き物だったかのように呼吸を合わせている。
創業以来のDNAであるアメリカンカジュアルの枠組みを大胆に解き放ち、国内外の目利きたちを引き寄せてやまないビームス ジャパン 新宿のフロア構成は、今まさに独自の進化を遂げている。ただ服を並べるだけの店舗ではない。日本の熱量を棚一杯に詰め込み、世界へ投げ返す発信基地としての現場を、今回は隅々まで歩き倒した。
独自取材で見えたリニューアルの深層!カルチャーの実験場へ
店舗のリニューアルが完了した店内を見渡すと、以前にも増して「境界線の曖昧さ」が際立っている。什器の配置ひとつ取っても、整然とした近代的なブティックのそれとは根本から異なる。目線が自然と上下左右に散らばり、思いがけない場所で陶器や玩具、ヴィンテージ生地と目が合う仕掛けだ。
現場スタッフに直接話を聞くと、今回の改装では単なる売場の刷新にとどまらず、来店者が「未知の工芸や物語に自らぶつかる導線」を意図的に再設計したという。棚の角を曲がるたびに空気感がガラリと変わる。まるで古い木造建築の路地裏を探索しているかのような、妙に生々しい回遊性がここにはある。
設楽洋と小山薫堂が仕掛けた「日本の再定義」とキュレーションの妙
この特異な磁場を理解するうえで、株式会社ビームスを率いる設楽洋の存在は外せない。彼が掲げてきた「カルチャーを面白がる視点」と、放送作家・脚本家として人の心を揺さぶり続ける小山薫堂の鋭い洞察。この二人の企みが合流したことで、この拠点は単なる商業施設を脱し、現代の文化サロンへと変貌した。
既存のセレクトショップという業態が輸入カルチャーの紹介に重きを置いていた時代から、視線を自国の足元へと反転させた意義は計り知れない。地方の片隅で途絶えかけていた技術や、見過ごされていた日常の道具を拾い上げ、独自のユーモアをまぶして世に放つ。二人のキュレーション哲学は、リニューアルを経たフロアのあちこちで、より尖った形で結晶化している。
日本伝統工芸・ポップカルチャーの融合が生む、ここだけの限定品
日本伝統工芸・ポップカルチャーという一見すると水と油のような要素が、ここでは見事に調和している。陶磁器の隣に気鋭のグラフィックアーティストによるソフビ人形が鎮座し、西陣織の技術を応用したストリートキャップが平然と並ぶ。その混沌こそが東京のリアルだ。
とりわけ店頭でひときわ異彩を放っていたのが、歴史ある名門リゾートと共鳴した「日光金谷ホテル クラフト」の特別プロダクト群である。木彫りのクラシックな意匠を取り入れたキーホルダーや、職人が一枚ずつ丹念に仕上げたファブリックは、手に取った瞬間に重厚な時間の蓄積を伝える。大量生産の波に抗うように作られた逸品たちは、旅先でしか出会えないはずの贅沢な記憶を都会の真ん中へ鮮やかに呼び戻してくれる。
世界を沸かせる「Netflix × BEAMS」コレクションの再来と争奪戦
カルチャーの振れ幅を象徴するのが、動画配信の巨人であるNetflixとのタッグだ。常に即完売を記録してきた「Netflix × BEAMS」コレクションの新作が並ぶコーナーには、開店直後から熱心なファンが詰めかけていた。
リビングでの鑑賞体験を最高峰のストリートウェアへと昇華させたアパレル群は、生地の選定からシルエット、グラフィックのプリント位置に至るまで徹底的なこだわりが光る。単なるロゴ入りグッズとは一線を画す完成度。画面の向こう側のエンターテインメントを肌着やフーディーという日常着に落とし込む手腕は、カルチャーの翻訳者たるビームスの真骨頂と言える。
新宿三丁目の地下深くで味わう、知られざる名店グルメの誘惑
階段を降り、新宿三丁目の地下フロアへ潜り込むと、今度は胃袋を直接刺激する出汁とスパイスの香りが漂い始める。洋服屋の地下にこれほど骨太な食の空間が広がっているとは、初見の旅行者なら誰も想像すまい。
厳選されたクラフトビールや、地方の隠れた名店の味を再構築した一皿。カウンターに腰掛け、昼間からグラスを傾ける常連客の姿も珍しくない。胃袋を満たし、喉を潤しながら、先ほど手に入れた限定品のパッケージを眺める時間は格別だ。カルチャーを五感すべてで消費させる仕組みが、この地下空間で完璧に完結している。
即完売に備えよ!BEAMS 公式オンラインショップと店頭在庫のリアルタイム攻略
話題のコラボレーションや希少な職人アイテムを手に入れるには、事前の立ち回りが勝敗を分ける。店頭で実物の質感やサイズ感を確かめられるのが一番だが、人気商品は入荷から数時間で棚から姿を消すことも珍しくない。
そこで重要になるのが、店頭での試着・取り置きサービスとBEAMS 公式オンラインショップの連動だ。オンライン上の在庫ステータスは刻一刻と変動するため、気になる限定アイテムを見つけたら即座に「店舗在庫確認」を走らせるのが鉄則。限定クラフトやポップカルチャー系のコラボアイテムは再入荷がないケースも多いため、迷う時間は最小限に抑えたい。現場の熱気とデジタルの即応性を使いこなしてこそ、狙いの一着を確実に手中に収めることができる。 (出典: ビームス ジャパン 新宿(Yahoo!ニュース))